瀬戸内の島めぐり(2): 女木島,直島,豊島,犬島

前回のつづきです。

amagitakayosi.hatenablog.com

2016-09-23

高松

5:30に起床して即うどん。 釜バターうどんで有名なお店らしい。 店内には有名人のサインが沢山飾られていた。 6時オープンで6:10くらいに入店したのに、すでに店内に15人くらいいてすごい。

retty.me

女木島

きのうの男木島につづいて女木島へ。 女木島は鬼ヶ島のモデルとなった島らしい。 むかし瀬戸内海を荒らしていた海賊のアジトが鬼ヶ島洞窟であり、鬼退治とは海賊討伐を表している、とのこと。

バスが渋い。

山の上に鬼ヶ島洞窟がある。 港の案内所でレンタサイクルを借りて登る。 「電動自転車にしとけ」という案内所のおじさんを振り切ってママチャリにしたのだけど、これがまた大変で、前日の山登りにつづいて汗だくになりながら立ち漕ぎしまくる羽目になった……。 まあその分下りが爽快だったし、いい経験であった。

洞窟内ではカオスラウンジの作品が展示されていた。 めちゃくちゃ雑な映像が流れていたり、雑な写真が置かれていてひどくて良かった。

山からみた風景。

街に戻って作品をみる。

高松

高松に戻って二度目のうどん。 地元のサラリーマンが行く店って感じで良かった。

retty.me

直島

直島は今回訪れた島のうち最も都会って感じの島。 展示作品も沢山あり、ゲストハウスやおしゃれなカフェも沢山ある。

ドットの可愛いフェリー「なおしま」で、高松から直島へ。

http://www.shikokukisen.com/about_ship/#prettyPhoto

とにかく風景が綺麗である。

豊島には地中美術館という有名な美術館がある。 たった4人の作品が常時展示されている。 土地と空間を贅沢に使っていて、本当に作品の世界に入り込む事ができる。 一つの作品を展示するためにちょっとした体育館くらいの空間を使っていて、嘘みたいだった。

benesse-artsite.jp

夕飯は Little Plum で食べる。

http://www.littleplum.net/

retty.me

島の人々のパーティ会場という感じだけど、ちょっとサブカル感があって、気軽に入れそう。 隣のお兄さんは2時間くらいずっと音楽雑誌読んでた。 直島ビールを飲みながらオムレツを食べるなど。

夜はライトアップされている作品もあった。

直島の民宿でぐっすり眠れた。

2016-09-24

直島から thunderbird で豊島へ。

http://www.shikokukisen.com/about_ship/#prettyPhoto

豊島

電動アシスト自転車を借りた。 自分が漕いだ分より多く進むので異常な感覚。

豊島美術館に行って街に戻るだけで時間が潰れてしまった。 豊島美術感にはなんと作品がたったの一つしかない。 とにかく巨大な体験ができる。

しんと沈む床に横たわる人々、空中に浮かぶ断面、足音より静かにこぼれる水滴。

こちらも館内撮影禁止ということで写真は残っていない。

benesse-artsite.jp

美術館までの道は、これが島か、という風景。 見たことない大きな鳥が眼上に数羽ループを描いている。 道端に群れる花に蝶、ヤシの木、坂、遠くから微かに聞こえるギターの音。

繰り返し口に転がすレモンジュース、の弾ける泡、ガラス瓶と同じ彩度で透ける潮風、雑念のないアスファルト、やさしい廃園、息をする速度で揺れる水の音、

犬島

最後は犬島。 今回の旅で一番小さいかも?

到着するなりカレーを食べる。 テラス席に座ると、布ごしの太陽が気持ちいい。 となりのフランス人夫妻と会話するなどした。

retty.me

犬島精錬所へ。 銅の精錬所跡を利用した美術館。 三分一博志の建築がやたらかっこいい。 例によって内部の写真はない。

benesse-artsite.jp

少しだけ展示をみて、船で岡山へ。

感想

見たことのない良いものを沢山見れた。 旅行大成功である。

事前に見どころをリストアップしておいたのだけど、どうやら一度や二度行くだけじゃ到底まわりきれそうにない。 瀬戸芸目当てで来る人は一週間は島にいる必要があるだろうなあ。 でも、また行く口実ができてうれしい。

瀬戸内の島めぐり(1): 高松,男木島

今年のシルバーウィークは、有給を使って瀬戸内海の島々を観光した。 瀬戸内の島には、地中美術館豊島美術館といった空間を贅沢に使った美術館があったり、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)というアートイベントが催されたりしていて、そういったことに興味のある皆様の集まるホットな観光スポットとなっている。

今回は瀬戸芸の会期ではなかったが、会期外でも沢山の作品が展示されていた。 展示以外にも、単純に島々を歩き回るだけで楽しめた。

2016-09-22

京都〜高松

京都からバスで高松へ。 出発2分前にギリギリで搭乗。 僕は乗り物酔いに弱いから前日に薬を買っておいたのだけど、コンビニに行く時間もなくて、志津屋で買ったクリームパンで無理やり飲み込んだ。

男木島

高松港から高速船「めおん」で男木島へ。 女木島、男木島をつなぐということで「めおん」。「ん」がどこから来たかは知らない。

到着したら「円」でご飯。 お米が独特な感じでおいしい。

灯台へ向かう。 道中には、よくわからないテンションで書かれた道標が置かれている。

灯台から街へ帰るのに、少し観光スポットも見ていこうと山の方へ歩いたのだけど、これが予想を遥かに上回る険しさで、途中マジで死を覚悟した。 サンダルで気軽に入っていい山ではなかった……

街に戻って作品鑑賞。

男木島は猫がおおいことでも有名。 街を歩くと、野良猫に餌をやるなとか、さくらねこ についての啓蒙ポスターが沢山貼られている。

豊玉姫神社からの眺め。 山幸彦と海幸彦のお話にでてくる豊玉姫の神社だそうな。 あと「男木島は龍宮城だった」みたいな話もあるらしく話題が豊富。

もしこの島に生まれてたらこの神社に入り浸ってただろうな、と思うような風景。

高松

高松のアーケードをあるく。

夕飯。 去年に引き続き、骨付鳥を食べる。 ライブハウスの隣にある店で、壁にいろんなバンドのポスターが張ってあってなんだか親しみやすい。

長くなったので続きは明日。