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月 の 上

実家と部屋の配置が同じな、しかし遥かに広い部屋。 リビングに当たる広間で知らない人たちがお茶会をしている。 30歳前後の女性とその子どもたちがメイン。姉と同じ年齢層。 同い年の友人が会を仕切っている。

友人からノートを渡される。何か絵を描けとのこと。 僕は絵は書けないので何かトレースさせてくれというと、玄関の隣、僕の部屋に繋がるはずのドアを指差す。 リビングを離れ、僕の部屋(にあたる位置にある、物置のような、美術室のにおいのする部屋)に移動する。

部屋には雑誌があり、現実の2倍くらいに太った千秋のドレス姿の写真が背表紙に印刷されている。 僕は手渡されたノートに千秋をトレースして描くことになる。シャープペン一本で。

太っているので顎や頬のラインなどを修正しつつトレースする。 唇の位置も修正する。

まだ輪郭も描けていないのに、左に座った知らない人がめっちゃ褒めてくる。うるさい。 ふと表紙を見直すと、水色の表紙に水色の薄いマスキングテープで「えほん」と書いてある。 このノートは制作途中の絵本だったようだ。 しかし他のページを見ると絵は少なく、新聞の切り抜きが貼られていたりして、ただのノートでは、という感じ。

唇の位置を出して、いい感じに照り感の出る塗り方を考える。 端から丸を描くように塗っていって、思ったような感じにならないな、やり直すか、そう思ったところで目が覚めた。