月 の 上

KYOTOGRAPHIE、谷森ゆかり、服部しほり個展、誠光社、京都国立博物館

前回のつづき。 土日で残りの会場を回ってみた。 KYOTOGRAPHIEじゃない物も混じってるけど許して。

2016-05-21(土)

THE TERMINAL KYOTO: 「室礼〜Offerings〜 Ⅱ」

普段はカフェ的なスペース。 毎朝出勤時に通るので気になっていた。

2階建ての屋敷のあちこちに作品が展示されている。 年輪で花っぽい模様を作ってる器が置いてあったり、超横長の写真を印刷した巻物とか、謎の白いモコモコが庭に居たりとか。 KG+だから個展みたいな感じかとおもいきや、作品が多くて長時間お邪魔してしまった。

長江家住宅: 「Tryadhvan」 古賀絵里子

会場の長江家住宅は京都市指定有形文化財なので、撮影した写真はシェアNGだった。 長い布に写真が貼り付けられていて、布に沿って順に眺めていく。

《Tryadhvan》はサンスクリット語仏教用語で、過去世・現在世・未来世を指す《三世(さんぜ)》を表す言葉

テーマの通り、時間の流れを思わせる写真や、仏教的なモチーフが多い。

最後の2枚の写真が印象的だった。 丸い窓から見える女性の横顔。 1枚目、窓の左半分。左を向く女性の横顔。前をみて静止している。 2枚目、窓の右半分。いなくなった女性の髪の残像。 立ち去れなくなって5分くらい見てた。

無名舎: 「マグナム・フォトEXILE − 居場所を失った人々の記録」

古今東西の難民の写真を集めた展示。

会場の規模に比べ人が多く、終始ツーリストとツアーガイドの談笑が聞こえる。 甘い空気のする涼しい室内で、調和のとれた光る庭を背に、追っ手を逃れ鉄線を越える難民たちの姿を見て、一体どうなれば良いのか。

入り口の脇に物販コーナーがあって、高額な写真の本を立ち読みすることが出来た。 なぜかジェフクーンズの写真集とかも売ってた。何故???

誉田屋源兵衛 黒蔵: 「Midway:環流からのメッセージ」Chris Jordan + Jurgen Lehl

この会場、ちょっと異質な雰囲気がして好き。 去年のKYOTOGRAPHIEではアラスカの写真を展示してた。黒い会場に白黒の静かな写真が並んでいて、わかりがあった。

今回は環境保護を訴える二人の写真家?の作品を展示。 会場に入るなり、無残なアホウドリの写真を見せられてギョッとする。 会場奥にはゴミで作られたランプやら何かが並ぶ。 二階では二人のインタビュー映像。

Jurgen Lehlさん、ググったら服売ってて、いまいち何の人なのかつかめない。 Jurgen Lehl, Babaghuri Online Shop

堀川御池ギャラリー1階: 「うまれて1時間のぼくたち」Thierry Bouët

1階: 「うまれて1時間のぼくたち」Thierry Bouët

かわいい。

2階: 「WILL:意志、遺言、そして未来 − 報道写真家・福島菊次郎」 福島菊次郎

左翼活動家の人。被爆者とか公害被害者とかの写真。 中村さんという被爆者の悲劇的な人生を 彼の遺言を世に広めるために、自分の家庭を崩壊させてまで活動に没頭したって書いてあって、なんだか、それでいいのか、という感じ。

1, 2階: 「still moving」

KYOTOGRAPHIEとは関係ないのだけど。

still moving | 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

京都市立芸術大学が移転するということで、移転先の崇仁地区で活動してる記録とか。 謎のホテル的制作物とか、講義?の記録も展示されていたけど、誰が作ったものなのかテーマとどう繋がるのかわからなかった。 ワイワイって感じで面白いからいいか。

壁一面、祭り囃子の笛の譜面。

ギャラリー素形: 「Late Fall」Sarah Moon

室内が暗く、作品も大きかったので見やすかった。iPhoneだとちゃんと撮れてないけど……。 暗い部屋と静かな場所が似合う悲しい作品群。夜想に載ってそうなイメージある。

虎屋京都ギャラリー: 「茶のある暮らし」」

撮影禁止。 フランスの美術館の収蔵品だから厳しいのだろうか。

ほぼ全部?彩色写真だった。 彩色写真、彩色する人によって結構出来の良し悪しがあるのかな。

写真は1890年代のものが多い。 写真の角に TOKYO と書いてあるけど、着物を着た女性ばかりで、なんか妙な感じ。 明治維新の影響で、女性でも気軽に茶を楽しめるようになった境目の時代らしい。

虎屋、入ってみたいなあ。

招喜庵: 「Time Stands Still」 Sarah Moon

静か。

Sarah Moon、他の会場では動物や植物の写真が多いのだけど、この会場は静かでぼんやりした写真が多くて、場所も良いのですごくしんみり見れる。

観覧後はネスプレッソを飲めるおもてなし付きだった。 ちょっと時間押してたからスルーしたけど、頂いて他の人の話も聞きたかった。

ついでにちょっとだけ、吉田神社?に寄った。 花嫁花婿が写真撮影していたため、本殿?には入るのをやめた。

京都市美術館別館2F「PLANKTON 漂流する生命の起源」

1Fは前回書いた通り。 前回見たけれど、良かったのでもう一度回ってしまった。

2Fはプランクトンの写真。 プランクトンの写真と、映像作品。

ライフゲームみたい。

映像作品は、床に9つ並べられたモニターに、プランクトンとか正体不明の何かが順に映し出されるというもの。 BGMは坂本龍一。 10個くらいあるスピーカーからとにかくサイン波が鳴って唸ってた。

怪しいお店

KYOTOGRAPHIEとは無関係。

商い中って書いてあったけど人が誰もいなかった……。 一階の寿司屋さんは美味しいらしい。こんど鯖寿司買ってオフィスで食べたりしたい。

アートスペース虹:「Mother Earth - 愛は巡る」谷森ゆかり

ART SPACE NIJI:4月の展覧会スケジュール

KYOTOGRAPHIEとは無関係。 KG+の展示をやっていたけど、17日で終わってしまった。

これは蹴上の近くにあるギャラリー。 室内に入ると、紐?で作られた物が5組、床に広げられている。 見てもよくわからないので、在廊していた作家本人に質問する。 陰陽五行をテーマにした作品だったらしい。

その後、ギャラリーの奥でお茶を頂いて、デビュー以来の作品集を読みながら、自分が辿ってきた作風の変遷とか、それぞれの時期のテーマについて解説してくれるのを聞いた。 作品は麻紐を土で固めたものや、その上から漆喰を塗ったもので出来ていたらしい。

めちゃくちゃ解説してくれて満足。

蔵丘洞画廊: 「服部しほり個展 -嘉辰令月-」服部しほり

服部しほりの日本画 服部宇宙

KYOTOGRAPHIEとは無関係。 社内のSlackでオススメされてみたので行ってみた。

自身の結婚に重ねた、目出度めの展示です。

とのことで、明るい雰囲気の作品が多い。鬼?が可愛かったり。 また、学生時代からの作品集が置いてあり、椅子に座ってじっくり読める。 すごく線の強い作品が多いな、と思ったのだけど、昔の作品を見るとそうでもない。

ゲストブックに名前を書いていると、服部さんが声をかけてくれた。 僕は日本画について知らないので、「いまの日本画って線の強いものが多いんですか?」と聞いたが、寧ろ最近では主線のほとんど無い、油絵のような作品が多いらしい。 プロフィールページにある通り、線の表現力を追求することが彼女のテーマだそうだ。

めちゃくちゃ解説してくれて満足。 ブログもやってて良い。

hattoori2blog.blog57.fc2.com

誠光社

こじんまりとしたおしゃれ本屋。 路地裏にあり、めっちゃ道にまよった。

土曜の19:00なので静か。

レジ前には、ロームシアターのKG+に飾られていた写真と同じものが並んでいた。 店員さんに尋ねたところ、その写真家の作品集が近々出るということで、予約キャンペーンをやっていたらしい。

背表紙の特徴的な本を一冊、開いてみると良いものだったので、それを買って店を出た。

下御霊神社のお祭り

市役所の脇を通ったら謎の賑わいがあったので歩いてみた。

ホイットホイット

ホイット。

2016-05-22(日)

立命館国際平和ミュージアム: 「」

堀川御池ギャラリーの続き。 辛い写真が続く。

これでKYOTOGRAPHIEのメイン会場はコンプリート!

京都国立博物館: 「禅 -心をかたちに-」

zen.exhn.jp

これも社内のSlackで勧められた。 「非常に地味で良いです」「地味すぎて人少なかった」と聞いていたけど、最終日だからメッチャ混んでた!

展示物は全五部に分類されていたけれど、時代順ということではなく、禅宗の成立、人々との関わり方、作品の形態による区分であった。 僕の禅の知識は、昔「禅入門」みたいな本を読んだきりで、ほとんど全く解らない。 ただ、有名な禅僧のなかに建仁寺南禅寺を建てた人が居て、なんだか身近というか、京都は本当に歴史のある街なんだな、と思った。

展示とは関係ないけど、建物が大きくてテンションが上がる。

ホイット

学びです

写真みてると写真とりたくなるけど、カメラはロードのあとでお願いします