残響shopに行って、People In The Boxの人のギターの音を聴いてきた


People In The Box - 「気球」MV - YouTube

10/19, 20の2日間、山中湖の研修所でゼミ合宿だった。山中湖は気温が低く、上着を忘れてしまってずっと震えていた。私は寒さに弱くて毎年冬になるとヒートテック3枚重ねにするほどで、今年は寒さに強い体を目指そうと思ってたんだけど、今回やっぱり無理は禁物だと思い知ることになった。測ってないけど熱出てた感じで、どうにかして温めようと酒をどんどん投入してたら案の定気分悪くなって夜中ずっと吐いてたし、酒投入してた割に他の研究室の人と全く絡めなかったし、ずっと雨だったから富士山を眺めることも土産物店を周ることも出来ず、日程がかぶっていた応用情報処理技術者試験の試験を諦めて来たというのに個人的に最悪な感じだった。先生方は結構高評価だったし他のみんなはエンジョイしてたから、寒さに強ければ最高だったのかもしれない。

中央線を新宿で降りてまっすぐ帰ろうとすると、一緒に降りた後輩が渋谷の残響ショップへ行こうという。彼はPeople In The Boxというバンドのファンで、彼らのギターが展示されているというのを聞きつけたらしい。土日を風邪で潰して悲しいまま帰るのも癪だったし、私もついていくことにした。

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ショップは渋谷駅から区役所方面に10分ほど歩いた場所にある。店は傘立て一つとってもお洒落な感じで、ボロボロのビニール傘をさすのがちょっと恥ずかしかった。店自体は人通りの少ない場所にあるが結構客は入っていた。

残響ショップはその名の通り残響レコードという音楽レーベルが運営するショップで、所属するアーティストのCDやグッズなどを販売している。ちょうど昨日からエフェクターの販売も始めたらしい。

CDは残響のアーティスト以外も扱っている。面白いのがブラインド試聴というサービス。CDコーナーの一角に、番号だけが書いてあるCD-Rが大量に並べられている。「きれい」「激しい」「世界観の濃い」など、キーワードごとにオススメのCD番号が提示されており、客は手探りで視聴していく。気に入って購入した時点で初めてアーティスト名が明かされる仕組みだ。アーティストやジャンル等の情報や先入観を廃して、本当に自分の好きな音楽を探すことが出来る。

他にオススメCDの棚もあって、そこで気になったsaycetのCDを試聴していたら、いつの間に店員さんと話をつけたのか、後輩はVo.波多野氏のギターをアンプで鳴らしはじめた。どうやら氏がラジオか何かで「弾いてもいい」的な事を言ったらしく、そこに食いついて少しだけ弾かせてもらえたらしい。

私と後輩は共にジャガーというギターを使う。波多野氏のギターはビンテージのジャガーで、色々セッティングが施されており、私達は「あの」ギターの音が生で聴けるのに感動しながら、自分のジャガーとどう違うのか比べてみていた。氏のギターは1音半上げで綺麗な音色が特徴なんだけど、生でアンプで鳴っているのを聴くとちゃんと私のジャガーと共通する部分があってなんだか安心した。

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試聴したsaycetが中々良くて購入してしまった。 後輩はオススメコーナーにあったデモCDとPeople In The BoxのTシャツを買ってた。

お店は広くはないけど、インテリア、CDプレイヤーやCD-Rのトレイまでいい感じで楽しかった。 近くに住んでたらブラインド試聴たくさんしたくなると思う。

スペシャルがあって良い体験だった。